ぼくのなつやすみ PLAY日記 8月22日〜31日



※これは2000年に発売され、今はBest版として販売されている
「ぼくのなつやすみ」パート1のPLAY日記です。
ネタバレが多分に含まれていると思われますので、
これからPLAY予定の方等は注意なさってください。

8月1日〜19日の日記 / 8月12日〜21日の日記
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8月22日

 朝食後、実は今日はおじさんとおばさんの結婚記念日なのだと聞かされる。新しいカレンダーが来る度、1番最初に赤丸つけてるらしいです、おじさん。なかなかお茶目だこと☆ ふと気付くと、萌ちゃんとしらべちゃんが茶の間でごそごそ。パッチワークを作っているらしい。おじさんには蝶ネクタイ、おばさんには鍋敷きだそうだ。うーむ、ボクも何かあげたほうがいいのかなあ。庭へ出た時、空を仰いでるおばさんに話しかけたところ、ぬわんと結婚記念日の事を完璧に忘れていたそうだ(汗)。そー言うのって普通、女性の方が覚えてる傾向強いんじゃないの??
 工房のおじさんに会いに行ったら、ボクはどんな女の子と結婚するのかな? と聞かれるのだけど・・・もしもし? 選択肢が
グラマラスな美人、財閥のお嬢様、年上の女性
の3つだけってのはどうよ? 純情可憐タイプとか、家庭的な女の子とか、そう言う選択はないのかい☆ 困った挙句に、1番無難な「年上の女性」と応えたところ、おじさんが思わぬ話を。実は彼は、籍を入れるまでおじさんはおばさんを年下と信じていたらしい。何で分からなかったのかなあ、と思っていたら、猫やら狸やらをかぶっていたそうで。まあ、女はいつの時代もミステリーってことで(苦笑)。
 ガッツ達に会いに行こうと秘密基地へ向かっていたら、何故か途中から歩調が緩やかに。何とヘビがいるじゃないかっ!! でも、どこからともなくおじさんが現れて、何とか無事。この時おじさんに、このくらいで恐がってちゃダメだ、と笑われる。じゃあと度胸試しにとばかりに、巨大ヤマメのいる池の先で、いつもは避けて通っている蜂の巣をつついてみた。・・・ら刺されて、自宅へ強制送還。あ゙あ゙・・・時間がつぶれてしまったぜい☆
 夕食は豪華にお寿司になった。結婚記念日だからだろう。でも何故かしらべちゃんはボクに、カッパ巻きしか食べちゃダメ! なんて言う。一方萌ちゃんはと言えば、ハマチがダメなんだと眉をしかめていたので、すかさず食べる立候補をするボク。相変わらず、カッパ巻きしか食べるな、一辺倒のしらべちゃん。・・・ちなみに彼女は食後、食べ過ぎてウエストが太くなったんじゃないか、とか抜かしていた。スタイルが気になるんだったら、ボクに譲ればいいのに。欲張りなんだなあ(苦笑)。
 ところで萌ちゃんの話によると、学校の教頭先生が戦時中、裏山に大切な宝物を隠したんだそうだ。おじさんは宝物と言っても、今のボクたちから見ればお粗末なものかもしれない、と一応釘を刺してくる。でも、だからってしらべちゃん、何で教頭先生の宝物が「ふんどし」になるんだい?(笑)


8月23日

 昨日、ヘビに驚かされた場所で、ヘビの抜け殻を見つける。まさか・・・と思っていたらやはり、ボクはしっかり入手してしまう。やはり男の子の宝物なのね、こーゆーのって(汗)。今じゃ、サイフの中へ入れておけばお金が貯まるお守り代りみたいな言われ方してるけど、昔はどうだったんだろう。
 幻の動物のことについて教えてあげるべきかなあと思いつつ、沙織さんに会いに行く。ニホンオオカミのことに関しての話題は出なかった。ただ、昨日ボクがヘビに会ったと言うことを何故か彼女が知っていたことに驚く。しらべちゃんから聞いたんだそうだ。「(蛇から)逃げたの?」と聞かれ、素直に逃げたと答えたところ、少しぐらい怖がりの方が魅力的だ、なんて言葉と共に、ぬわんとkiss! されちゃった。おまけに、kissしたんだから結婚しないと、とまで言われる始末。をいをい、純粋なオトコノコをからかうんじゃないよ、沙織さん。・・・が結果的に、ボクくんはどうやら本気にしたらしく、絵日記には「オオカミ娘と婚約した。ちゃんとやしなっていけるかしんぱいだ」なんて描いていた(苦笑)。
 おっといけない、今日滝近くへ来たのは、昨日萌ちゃんが言ってた「裏山に隠した大切な宝物」を探しに来たんだった。どうも今までの感じから察するに、この間滝の裏の洞窟で見つけた英和辞典と手紙っぽいものがそれらしいんだよなあ。早速足を運んでみると、やはりボクは昨日の萌ちゃんの言葉を思い出したらしく、大切なもののような気がして持ちかえることにしちゃったみたいだ。ふむむ、いいのかなあ?
 夕食後、部屋にいた萌ちゃんに英和辞書のことで相談に行ったのだが、もう相当眠いらしく、明日の昼間にでも見せてくれと言われた。持ってきたものが何かぐらい、確認できると思うんだけどねえ、いくら眠くても。
 くつろぎ中のおじさんに話し掛けたら、そろそろ登り窯に火を入れるとのこと。
 本日はこれ以上何もする気が起きず、早めに就寝する。


8月24日

 昨日の約束を果たすべく、朝食後すぐに萌の部屋へ英和辞書を持って行く。またもや不貞寝の萌に、大丈夫かなあと思いつつ入手品を見せたところ、やはり英語の辞典だそうだ。それとボロボロの手紙。萌は手紙の方を読んでみようとするが、こちらも英語で書かれていたみたい。とりあえず一緒に手に入れた辞書を使って、訳してみるそうだ。ただ萌ちゃんってば、英語の先生が苦手なのも手伝って英語が苦手なんだそうな。夕飯の時間にまで、と言ってたけど、ちゃんと出来るのかなあ?
 ガッツたちと虫相撲をやっている時、ガッツが、もし彼らの持っている虫たちがボクの虫に適わなくなったら、もっと本気で虫を探してみるそうだ。
 ところでこのところ、どうにも単調なゲーム運びのような気がしてならない。それで少しムードを変えようとその後家へ戻り、居間の凧の本で作りたい凧を選んでみる。とりあえず初心者向きの凧を選んで、工房のおじさんに話しに行くと、2日ぐらい待って欲しいとのこと。どんな凧になるのかなあ? そのまま夕食までずっと家の敷地内にいるが、たいした変化はなし。
 夕食時、何だか萌ちゃんが元気がない。ううっ、ひょっとしてアノ英語の手紙に、落ち込ませるようなことでも書いてあったか? と思って尋ねたら、何やら、カルチャーショックを受けてガツーンと来たらしい。で、何とこのままみんなの前で、手紙の内容を読み上げてくれる萌ちゃん。おいおい、いいのかあ? 何か恋愛ごとのことでも書いてあったら気まずいぞ、とか思っていたのだが、話はもーーーっと深刻だった・・・。
 それは戦時中に書かれたもので、どうやら英語辞典の持ち主はトムソーヤの冒険等に憧れて、あの物語と同じ空気を感じたいと、こっそり英語の勉強などしていたらしい。が、戦争が激しくなってきて、英語の勉強をしていられる状況ではなくなり、この英語辞典をあの洞窟に隠したのだそうだ。
 うーん、トムソーヤの冒険って子供の頃に弟と一緒に読んだけど、そんな昔からあった物語だったのかあ。まあそれはともかく、その手紙の主の名前はあいにく書かれていなかったみたい。おばさんは、どうせならこの手紙の主が生きていてくれたらねえ、と。同感だね。
 夕食後、縁側でクラリネットの練習をしている萌ちゃんと話す。あの手紙を読んで、自分の悩みなんてちっぽけなんじゃないかと思い始めたとのこと。・・・まあ、悩みの種類が違うんだし一概には比べようがないけど、あの英語の辞書の持ち主はさぞや、悲しかったことは確かだろうな。
 くつろぎ中のおじさんに声をかけたら、明日登り窯に火を入れるそうだ。どうせだからボクにも見せてあげたいと言う配慮かららしい。夜中も火の番をしていなくてはいけない作業だけど、ボクも一緒に夜更かししちゃダメだぞーと釘をさされる。どうしよっかなああ。イイコでいようかなあ、冒険してみようかなあ(笑)。
 今日も早めに床に就く。


本日の対戦結果
VS.ガッツ・・・・・押し出し勝ち
VS.フラット・・・・・がぶりより勝ち
VS.メガネ・・・・・押し出し勝ち


8月25日

 朝食前、何故か萌ちゃんが深刻な顔。何事かと思ったら、やっぱり(高校へ)進学することに決めたらしい。立ち直ってくれて何よりだ。が、そうなるとこの家を出て、1人暮らしをしなくてはいけないようである。ちょっと寂しくなるかも。
 朝食後、そう言えばボクがこの家へ来てからずっと、雨が降っていないと言う話になる。まあちょっと不思議かな、とは思っていたが。(何せ現実世界じゃ今年は、台風のあおりを食らったせいもあって結構雨が降ったし)思い出に残りそうな夏だと、おじさんしんみりとした口調で言う。
 牛小屋の前でしらべちゃんと会う。昨日の英語の手紙の主のことを「きっと素敵な人だろう」と、ヲトメ心丸出しのセリフを口にするので、ボクが「でももうおじいさんだよ」とツッコミ入れたら、こうのたまってくれたのだった。「愛さえあれば年の差なんて関係ないわ」・・・・・・どうでも良いんだがしらべちゃん、以前の「女の勘」発言といい、そーゆー言葉をどこで仕入れてきたんだ、君わ☆
 おじさんを探して工房の前へ行ったら、おばさんがいた。「何度も見に来ないといいところ見逃しちゃうかも」だそうな。つまり、ちょくちょく通えと言うことらしい。なのでおじさんに尋ねたところ、登り窯に火を入れるのは夕方になるそうだ。何だ、がっかり☆
 今日は沙織姉さんに会いに行っただけで、そんなに時間を費やした覚えはないのに、いつの間にやら夕方になっていて驚いた。だああああっ、そうなる前に一度、登り窯を見ておきたかったのに! 窯の火はどうなったんだ、と気になってしょうがなかっただけに、さっさと家へ引き上げさせるおじさんがちょっぴりだけ、憎らしかった。
 夕食後、登り窯を見に行く。どうやら以前からボクが「なんだか陸にあがったくじらさんみたい」と評していた、謎の巨大物体こそが窯だったようだ。気づかなかったよ(汗)。既に火を入れられた後だった。おじさんは芸術家? だけあって教養があるのか、次のような短歌を披露してくれた。

こおろぎの 鳴き音(ね)に揺れし 我窯の
まだ細き火に 我が子抱かれん

 おじさんに意味を尋ねたら「夜になったらもう秋だなあって感じ」とか言ってたけど、本当は微妙に意味合いが違うんだろうな。「我が子抱かれん」だもん。




 ところで、このゲームをやっている最中である現実時間・2002年8月27日、何気なくYA●HO! のTOPページを見ていたら、実にタイムリーな話題がニュースコーナーに載っていた。
 「オオイチモンジ、42年ぶりに立山で確認」だそうな。一応断っておくと、あくまでも富山県内で見掛けたのが42年ぶり、ってことらしい。
 しかし、「どこかで聞いたことのある蝶の名前だよな〜」と思っていたら、実は今回の「ぼくなつ」にてボクは、そのオオイチモンジのキングサイズを捕まえていたのである。ゲーム内での昆虫標本でのメモを確かめたら、「高い山の上とか、涼しいところに住んでいる」らしい。・・・ええ、立山はそこそこ高い山だし、てっぺんにまで行けば夏でも涼しい(下手すりゃ寒いほどの)気候だから、そういう意味ではオオイチモンジが見つかっても不思議ではない環境と言うことだろう。
 ゲーム中では特には希少価値が高いとはなっていなかったが、この後の年からパッタリと見つからなくなっていたとしてもおかしくないよなあ・・・。他の種類の蝶じゃ、農薬のせいで数が激減しているものもある、とボクも言っているみたいだし。
 それにしても、よりにもよって何で立山で、富山なのか! ちゃんちゃん☆の出身地&生息地なんだぞ、富山はっ! しかも立山ともなれば山好きの父親に連れられて、数度訪れてるしい。雄山山頂へも、2度登ったくらいだぞっ!!(笑)
 ・・・・・変なタイミングで、ゲームの延長上での現実を目の当たりにした瞬間であった。


追加情報:どうやら北海道ではまだ、オオイチモンジを見る事が出来る場所があるらしい。




8月26日

 朝食後、登り窯の日はどうなっているのかなあとおじさんを探したところ、工房近くで薪を割っているのを発見。夜中中、薪を割っては火にくべる作業を繰り返していたらしい。うへっ、この暑いのにご苦労様。しらべちゃんが「男に生まれなくてよかった。絶対薪割りを手伝わされるもん」と懸念がる気持ちが良く分かるぞ(汗)。ちなみにより速い速度で薪をくべる事が出来ると、窯の中の温度を上げる事が出来、目標温度を達成する事が出来るんだそうだ。今はまだ温度が低い状態らしい。ううむ、ひょっとしてボクも手伝わなきゃいけないかな? と、念のためおじさんに話しかけたが、ついぞそんな話は出ない。ほっとしたような、がっかりしたような・・・・。ところでおばさんが言っていたのだが、久々の現金収入だーとのこと。じゃあ今まで、この家の家計はどうなっていたわけだ? 確かに思い起こせば、西瓜やとうもろこしをを自家栽培していたりしていたなあ。
 昨日はきっと、窯に火を入れる瞬間とか、そういうのを見逃していたんじゃないかと思う。今日はそうはさせじと、窯からそんなに遠くない場所で遊ぼうかと思ったのだが、あんまり面白くないんだよなあ。仕方ないので久しぶりにガッツたちに会いに行こうとしたところ、秘密基地にたどり着いたところで空気の冷たさを感じ、その場で立ち止まるボク。ぬわんと雨が降ってきたのだ。グラフティックが結構綺麗v 清涼感を覚える。そのうち雨はすぐやんだ。通り雨だったらしい。 ・・・そういえばこの雨で、窯が冷えたりしないのかなあ。
 ガッツたちに連勝して本気で虫探しをさせたいため、連チャンで虫相撲を行なうも、そう簡単にはイベントが起こるわけじゃなさそう。夏休み終わるまでに変化あるかなあ?
 秘密基地を出ると、空に虹が浮かんでいるのが見える。窯のところでおじさんに話し掛けたら、何とか窯の中の温度が目標に達する事が出来たらしい。後はこの温度を2時間保つ事が出来ればOKらしい。雨はあまり影響がなかったようで、良かった良かった。
 夕食までまだ時間があったので、納屋のところで何かないかなあと探し物をしたが、何も出ず。それで勝手口から家の中へ戻ったところ、確かさっきまではおじさんと一緒にいたはずのおばさんが、台所で夕食の準備をしているのに出くわす。何か変化があったかも、と外へ出ておじさんの姿を探したら、探したところ、薪を割っていた場所(工房の近く)で倒れているのを発見。をいをい大丈夫かーと思っていたら、何とか焼き物は終わったとのこと。この爽快感が何とも言えない、みたいなことをおっしゃっている。・・・思わず、おじさんってひょっとしてマゾ? と考えてしまったちゃんちゃん☆ って一体・・・(汗)。
 窯の中身は明日見せてもらえるようだ。楽しみ。


本日の対戦結果
VS.メガネ・・・・・押し出し勝ち
VS.ガッツ・・・・・がぶりより勝ち
VS.フラット・・・・・押し出し勝ち
VS.メガネ・・・・・がぶりより勝ち
VS.ガッツ・・・・・押し出し勝ち
VS.フラット・・・・・押し出し勝ち
VS.メガネ・・・・・押し出し勝ち
VS.ガッツ・・・・・押し出し勝ち
VS.フラット・・・・・がぶりより負け


本日の捕果
ルーミスシジミ

8月27日

 朝食後、早速窯を1人で見に行くが、「何だか陸にあがったクジラさんみたい」の表示に戻っている。おじさんに尋ねたら、夜窯を開ける予定らしい。またイイトコ見逃さなければ良いけど・・・。
 ところでそろそろ凧が出来上がる時期なのでもう1度声をかけて、頼んでおいた角凧を受け取る事が出来た。目標は、この家からも見えるくらい高く上げる事、だとおじさんに言われる。ううむ、壮大な話だ。それで凧上げの丘へ行って凧を揚げたが、どうやら36mが限界のようだ。丘から降りてきたら、珍しくおばさんに会う。記念写真を撮ってくれた。
 夕食後、工房近くへと足を運ぶと、窯から出された焼き物がズラリ。なかなかの出来だそうだ。


本日の捕果
ルリタテハ


8月28日

 朝食後中庭? へ出たら、空を仰ぐおばさんと出くわす。飛行機雲が見えたんだそうだ。何でも彼女は生まれ変わったら、パイロットになりたいらしい。普通女の人ってスチュワーデスになりたいんじゃないの? とごくごくまっとうなことをボクが聞いたところ、少し悩んだけど「なるなら断然、パイロット」だそうな。勇ましいねえ。
 秘密基地へ行ったら、メガネがいきなり「いつ帰るの?」と聞いてくる。多分31日だろうと言うボクの答えを聞いて、ガッツがしんみりと「そうだよな、いつかは帰らなきゃいけないもんな」と名残惜しげ。何か言いたそうにも見える。そう言えばメガネに聞かれて改めて気づいたけど、まだボクのおかあさんは赤ちゃんを生んでいないらしい。メガネ曰く、占いの本に明日は最高の日だって書いてあったから、もし赤ちゃんが産まれるなら明日が良いとのこと。・・・どうでもいいんだが、頭の良い子は占いの本まで読むんだな(苦笑)。こうやって、これでもか! ってくらいに思い切り友情イベント繰り広げてくれてる2人に対し、友達甲斐がないなあと思ったのがフラット。こともあろうに「帰る前に萌さんに会わせてくんない?」とは何事!? そういう事は帰ることにかこつけないもんだ、フツーはっ。そういうわけで、ボクが即座に「くんない」と断ったのは当然の成り行きであろう。・・・・・別に、萌ちゃんと入浴したことを知られたくないからじゃ、決してないんだからな。萌ちゃんもバラさないとは思うんだけどさ(汗)。ところで今回の虫相撲から、ウチのクワガタは(約1匹だけみたいだけど)テクニシャンになったみたい。ずっと押し出しか、がぶりよりしか出来なかったのに、すくい投げなんぞしてくれるんだもんなあ。
 秘密基地を出て、更に遠くを目指す。久しぶりに釣りのメッカ(笑)に来て、この池の主と思われる巨大ヤマメに挑戦することに。当然巨大ヤマメ用に作ったケバリを使うわけだが、これって普通のヤマメも取れるんだね。知らなかったよ。まさに「大は小を兼ねる」なんだねえ(苦笑)。そのうち待ちに待ったチャンスが。巨大ヤマメがケバリに引っ掛かったのだ! が、さすがにデカいだけあって、そう簡単には釣り上がってくれない。必死こいて○ボタン(だったよな?)を連打すること数秒後・・・・・・・・・何とか巨大ヤマメを釣り上げることに成功! ボクも「やったあ!」と大喜びしていた。
 ところがそれで疲れが出たのか、夕食を食べたくないと言い始めるボク。熱があるんじゃないかと聞かれ、ボクが答えて曰く「ホヘホヘって感じ」。・・・・・あなあなぼぼんほど難解じゃないけど、これもよう分からん形容の仕方だよなあボクくんって。これが子供の感性と言うべきなのか(笑)。色々と看病をしてくれているおばさんに、熱のせいかかなり唐突な発言をするボク。
「ここにいた男の子、きっと幸せだったと思うよ」
 どうして? と尋ね返してくるおばさんの問い掛けには答えず、「この家の子になれるかなあ?」とボク。どうやらその男の子の代わりになれたら、と思っているらしいけど、おばさんはやんわりと否定? する。おにいちゃんはおにいちゃん、ボクくんはボクくんだ、って事で。ボクくんのことは大好きだよ、と言われ、ボクくんはまんざらでもない様子。


本日の対戦結果
VS.メガネ・・・・・・キングサイズの虫は持ち合わせていなかったため、不戦勝
VS.ガッツ・・・・・ぶちかまし負け
VS.ガッツ・・・・・押し出し勝ち
VS.フラット・・・・・・がぶりより勝ち
VS.メガネ・・・・・がぶりより勝ち
VS.ガッツ・・・・・すくいなげ勝ち
VS.フラット・・・・・すくいなげ勝ち

本日の捕果
コクワガタ


本日の釣果
ヤマメ2匹、巨大ヤマメ1匹


8月29日

 昨日の今日だから、寝坊するのかな? と思っていたら、しっかりいつも通り飛び起きてラジオ体操をするボク。元気だねえ(笑)。実際もう大丈夫みたいで、食欲も戻ったらしい。
 朝食後、おばさんが朝顔の写真を、花が咲いていた日数分だけ選りすぐってくれる。何故かしらべちゃん、朝顔が好きっぽいボクくんに、「あんたの好きなのは、ひまわりなんだからね」と勝手に断言。イヤ、確かにそうかもしれないけど、何でそうも言いきってくれるわけ?
 その後部屋で、昨日はすぐ眠ってしまって出来なかった昆虫標本の整理をする。ついでに隣の萌ちゃん、しらべちゃんの部屋へ寄ったら、萌ちゃんだけがいる。何でも今日は、ボクくんのおかあさんの(出産)予定日のようだ。
 外へ出たら、朝顔の棚のところにおばさんがいた。ひまわりは好き? 男の子ってみんなひまわりが好きなのかな? と聞くのでうすうす勘付いたが、どうやらおばさんの亡くなった息子が好きだったのが、ひまわりだった模様。ふーむ、ってことはしらべちゃんも、そのことを覚えているって事なんだな。
 秘密基地へ行く。今日も友情イベント満載みたい。ガッツは「あっちの学校でナメられるんじゃないぞ」と渇。・・・イヤ、気持ちは有り難いんだけどそれって、転校する人への激励だって。ボクは元々ずっと、あっちの学校にいたんだからさ(苦笑)。メガネはというと「ずっと前から(ボクと)一緒にいたような気がする」と嬉しいことを言ってくれる。ちょびっとしんみりしていたら、実はガッツ学校を卒業したら、都会の学校へ行くことになるみたいだと打ち明けてくれた。ウチが田んぼを売ってしまうかららしい。後継者がいなくなったのか? ガッツくんと一緒の学校になれたら嬉しいなと思うが、彼自身はこの村にかなりの愛着があるみたいだなあ。悪いけど少し嬉しい感じ。田んぼなんか嫌い、都会が一番、なんてほざく生意気な子供じゃないことが分かったから。ところでどーも自分本意のフラットだが、今回「もっと食べて太れよ」と、少しだけボクくんの体を気にしてくれる発言を。ヤレヤレ、安心したよ。友達が薄情者じゃなくて。
 夕食後、ボクのお父さんから電話が入る。無事おかあさんが、男の子を産んだらしい。これでボクくんはお兄ちゃんってことだv 縁側でクラリネットの練習をしていた萌ちゃん、クラリネットで「ハッピーバスデー」のフレーズを吹いてくれる。おばさんは「もう1匹生みたいなあ」と言い出す。・・・1匹?? おじさんはと言うと「早くうちへ帰って弟に会いたいだろう?」と聞いてくれるが、肝心のボクってば「そうでもない」と言い出す。子供には子供にしか分からないことがあるそうな。で、いつも喧嘩腰? で接してくるしらべちゃんは案の定「お兄ちゃんになったからっていい気になるんじゃないわよ」とバッサリ。それに応えてボクくんってば「いーだ」。男の子だねえ(謎)。その後もう1度話し掛けたら「あたしも弟が欲しいな」とのこと。何だ、つまりボクが羨ましかっただけの憎まれ口かい(笑)。しかしそれに答えて「自分で生めば良いじゃん」と言うボクもつわものだと思うが、「独身生活をまだ楽しみたいもん」と答えるしらべちゃんはもっとグレイトだ☆ ・・・・・どうでもいいがボクくん、自分で生んだ男の子は弟とは呼ばないよ、息子と言うんだそれは。大体小学生相手に言う言葉じゃないって。今だったらセクハラ発言だって、しらべちゃんにぶっ飛ばされるのがオチだよ(苦笑)。
 夜夢の中に、ここの村の野山が出てくるが、どこか寂しげに見えたのは何でだろう・・・。


本日の対戦結果
VS.フラット・・・・・ぶちかまし勝ち
VS.メガネ・・・・・がぶりより勝ち
VS.ガッツ・・・・・押し出し勝ち


8月30日

 いつものようにみんなで食卓につくが、「こうして朝食を一緒に食べるのも明日で最後だなあ」と、おじさんしんみり。おばさんによると、明日の午前中には迎えが来るらしい。だからやり残したことがあるんだったら今日中に済ませておけ、とのお達し。うーん、やり残したことなら山ほどあるぞー。(←イバるな☆)てっぺん山にはまだ登ってないし、沙織お姉さんが探していると思われる謎の生物の正体も分からずじまい。・・・ところでしらべちゃんの様子が何やらおかしい。何か言いかけといてやめるなよー。いつもの辛辣で遠慮なしの君はどこへいったんだい(苦笑)?
 ところが朝食後に聞けば分かるさ、と思いきや、ごちそうさまも言わないまま姿を消しているしらべちゃん。おまけに縁側で、彼女の髪を縛ってたリボンを見つけるし。(関係ないけど、いつもは近寄れば元気よくわんわん言ってるケン坊が、今日はキューキュー言ってるのは何故? 別れの予感があるのかな?)中庭へ出れば
おばさんが、しらべちゃんがどこにもいないと言い出した! どうやら14日に口にしていた、風の岬へ行ったらしいが。ふむ、こうなると行きがかり上(ひでえ☆)探すしかあるまい。それに風の岬へ行くんなら、ガッツたちの秘密基地へも寄れるしね。
 ところが秘密基地には誰もいなかった。ダンカンのナレーションで「子供は子供の残酷さを承知している」って言ってたけど・・・しくしく、納得なんてできないよお。昨日の友情イベントは何だったんだよおおおおおっ!!(号泣)
 ・・・仕方がないし(こら☆)このまま風の岬へと向かおうとしたら、秘密基地を出たところでおじさんに出くわす。どうやらしらべちゃんを探しにここまで来たみたいだ。「無茶をする子じゃないから大丈夫だろう」とは言ってるけど、心配だろうなあ。親ってのは、子供が安全地帯にいるのが分かっていても離れているだけで、結構ヤキモキするもんだから。
 で風の岬へ走り続けていたらその途中、ひまわり畑にてしらべちゃん発見!! 早速話し掛けたら、何の脈絡もなく突然「あんたがいなくなっても、全然寂しくないんだから!!」なんて怒鳴られる。・・・をいをいそれじゃあ、本当はボクがいなくなったら寂しくて仕方ない、ってヲトメ心がまる分かりじゃないか(苦笑)。とりあえず、みんなが探しているから家に帰れば? と提案するボクだったけど、彼女はここでやることがあるらしい。しかし、「(今はまだ帰りたくないから、みんなへのとりなしを)何とかしなさいよ、あんたあたしのゲボクなんだから」とは・・・どのよおな根拠で??(苦笑)
 渋々彼女をおいてその先へと行ってみたが、おじさんが呼びに来るまで何のイベントも起こらず。うーん、しらべちゃんをどうしよう、と思っていたら、いつのまにかボクとおじさんは、しらべちゃんと一緒に家へ帰って来ていた。心配してた萌ちゃんとおばさん相手に、珍しく素直に謝るしらべちゃん。どうしたのかなーと思っていたら、ひまわりを摘んできたらしい。しかもボクくんにあげるために。・・・ひょっとしてしらべちゃんてば、ボクと死んだこの家の息子とやらを、重ねあわせているのかなあ? 彼女の弟だったのかなあ。それともお兄ちゃん? ちょっと複雑な心境。
 夕食後、茶の間でくつろいでいるおばさんに話し掛けたら、「ボクくんにもおばさんの幸せ分けてあげられた?」と尋ねられた。おばさんは結婚前カメラマンの助手をやっていて、後世にも残る作品を残したかったんだそうだ。でも、あんなカワイイ娘2人も残せるんだから、野望達成できたかな? と満足げ。実はこのことについては、誰にも話したことがないらしい。ボクくんにだから、話してくれたのかもね。ちなみにその横で、おじさんは座ったまま居眠をしていた・・・。
 廊下へ出ると、壁にもたれてうずくまっているのはしらべちゃん。「あんたなんか、さっさと帰っちゃえばいいんだ」だの「もう夏休みなんか大嫌い」だのと、思い切り悪態をつかれる。寂しいのは分かるけど、ヤケになっちゃあいけないよ?



8月31日(最終日)

 いつものごとくみんなでの朝食後、外から車が入ってくる音が聞こえたかと思ったら、クラクションが。・・・って、をいっ! ひょっとして最終日はまるまる、自動的に物語が進んじゃって、選択肢はまるっきりないってパターンかいっ!? ・・・嫌な予感はしてたんだけどさあ。台所で待っていたらやはり、父親の迎えが来たみたい。でもおばさんに呼ばれて外へ出て行くのが、一旦ボクが台所の方を振り返ってから、だったのは印象的。そうだよなあ。少なくともこの家を出ちゃったら、5人家族での食事の機会はもうなくなるんだもん。・・・でも良く考えてみろって、ボクくんってば。弟が大きくなったら、少なくとも4人家族での賑やかな食事が、自分の家で味わえるんだからさv
 そういうわけで、1ヶ月ぶりに自分の父親と再開、って運びになったわけだけど(本気でまる1ヶ月、いくら妹の嫁ぎ先とは言え放ったらかしにしておくとは・・・だーから男親って奴は☆)、父親はやけに覇気が感じられるくらいに元気で、おじさんすら呆気に取られるくらい。2人めが生まれたから頑張ってみよう、と決意したんだそうな。・・・何に頑張るかは、自分でも良く分かってないらしいけど(苦笑)。要は幸せパワー(笑)が溢れんばかりになってるわけか。まあ頑張ってくれたまえv それにしても、お父さんが妹(おばさんのこと)も幸せそうだと言った後、いきなりおばさんと萌ちゃんがおじさんの取り合いになろうとは。萌ちゃん曰く「今のところ、とりあえずだけど・・・私の愛すべき存在はお父さんてことになっているの」だそうだ。・・・一緒にお風呂に入った、ボクの立場は?(爆笑)
 そして父親が「じゃあ、そろそろ(おいとましようか)」と言い出した時、ボクはもじもじしながらおばさんに言うのだった。「だっこして」 ううむ、そう来たか。赤ちゃんがえりしちゃったのか? まだ生まれたばかりの弟に会ってないのに? それとも、今までのおじさんたちとの生活が、別れがたいくらいに楽しいものだったってわけか。泣きじゃくってたしね。
 だけど落ち着いたボクは、父親に促されるまま車に乗り込み、おじさん家を後にしたのだった。

 「さようなら」を口にしながらも、いつまでも走って追いかけてくるしらべちゃん。後部座席に置かれた、彼女から贈られたひまわり。
 おじさんの家が見えなくなり、しょんぼりと椅子に座り直したボクだったけど、ふと気がつき見やった窓の外には、木に登ってボクを見送ってくれているガッツたち3人組。
 「私は、あの夏に起こったことを、いつまでも、決して忘れないだろう・・・」と言うダンカンのナレーションがありきたりではあるけれど、夏休みが終わっちゃったんだなーとしんみりしたのであった。

 スタッフロールはテーマ曲「この広い野原いっぱい」カバー曲と、ゲーム中に使用されたBGMが続けて流されていて、それなりの余韻を感じさせた。

 そしてラスト。帰路にて、しらべちゃんに返し損ねていたリボンを眺めているボクくんが将来どうなったか、と言うと・・・。

「結局、姉妹はその後、2人とも都会に出て、絵に描いたような結婚をして、幸せな家庭を作った。
今では、萌の家の長女が中学3年生で。そう、もうあの時の彼女と同じ年になっているのだ」

 ・・・・・どうやらちゃんちゃん☆ が迎えたのは、ノーマルEDらしいな・・・☆




☆1回目PLAY後の感想☆


 そこそこ感動はしたのだが、何だか無難な終り方だよなあ。
 ・・・まあ、よくよく思い起こせばそれも無理はないこと。だってちゃんちゃん☆ のPLAY自身が、無難極まりない選択ばかりしていたんだもん。沙織おねえちゃんのニホンオオカミの件も適当に足突っ込んだだけだったから、彼女は見送りにすら来てくれなかったし(汗)。
 その他にも、思い起こせばボロボロと取り落としているイベントらしきものがイッパイ。結局てっぺん山には登らなかったし、昆虫採集も全部埋まってるわけじゃなし。凧もあげたのはたった1種類と来たもんなあ。
 以前立ち読みした(こら☆)某・発掘系ゲーム雑誌には、ものすごく盛り上がるようなEDになってる、って話だったはず。何だかこのままじゃ、どーも納得いかないぞ。
 どおしようかなあ・・・再PLAYして、感動のEDを迎えるべく努力してみようかなあ・・・(思案中)。



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